2015年11月14日 （仮訳）地衣学ノート (5): Sarcogyne magnussoniiのネオタイプ指定 Knudsen, K. & Kocourková, J., 2012. Lichenological notes 5: Neotypification of Sarcogyne magnussonii (Acarosporaceae). Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000121/00000001/art00014 [Accessed November 14, 2015]. 【R3-02379】2015/11/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ Sarcogyne magnussoniiのホロタイプ標本は戦時中に失われたと見られた。 カナダ、サスカチュワン州産のSarcogyne属標本が本種の記載と一致したことから、この標本を本種のネオタイプ標本とした。 本標本を基に原記載の改訂を行い、類似種との識別形質を掲載した。 Canada, Saskatchewan. Grasslands National Park （その他掲載種） Sarcogyne magnussonii de Lesd. ※本種のネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Sarcogyne similis 子器の形態が類似することがある 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子器が凸形 本種と異なり子器が有柄 本種と異なり子器の縁部が不明瞭 本種より子嚢胞子の幅が狭い（ただし著者は識別形質としては否定的） 本種と異なり粉子器を欠く Sarcogyne arenosa 北米に分布する（同所的に発生する可能性もある） 岩上生である 地衣体が白色～焦茶色 本種と異なりカリフォルニア州でのみ普通種と見られる 本種と異なり石灰岩および石灰が沈着した珪質岩ではなく珪質岩および土壌に生じる 本種より地衣体が薄い 本種と異なり地衣体が粉質ではなく硬質 本種より子嚢胞子の幅が通常狭い Sarcogyne cretacea 石灰岩に生じる 子器のサイズの範囲が重なる 子実層の丈の範囲が重なる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり北米ではなくヨーロッパに分布する 本種より地衣体が厚い 本種と地衣体の構造が異なる 本種と異なり地衣体の縁部が焦茶色 本種より粉子が長い